逸ノ城、モンゴル遊牧民からの相撲留学「小さい時に、遠くから来て…日本に来て良かったな」

引退会見に臨む逸ノ城。右は師匠の湊親方(撮影・小沢裕)

大相撲で幕内優勝1度、最高位関脇の逸ノ城(30=湊)が電撃引退し、4日に両国国技館で会見した。

引退の理由としては腰の状態が悪く、歩くのも横になるのも痛い状態だったと明かした。逸ノ城は、モンゴル・アルハンガイ県生まれ。ゲルと呼ばれる移動式住居で生活する遊牧民で、13歳からモンゴル相撲に取り組んだ。

思い出を尋ねられると、「幕内最高優勝ができたことが、1番心に残っています。相撲をやっていて、良かったなと思いました」と話した。

10年に横綱照ノ富士らとともに来日して鳥取城北高に相撲留学。卒業後は鳥取県体育協会に勤務しながら同校相撲部でコーチを務め、13年全日本実業団選手権を制覇。湊部屋に入門し14年初場所、幕下15枚目格付け出しで初土俵を踏んだ。

そんな経緯を振り返り、しみじみとこう話した。

「小さい時に、遠くから来て、10年間相撲ができて、いろんな人に応援してもらえた。日本に来て、良かったな、と思います」

まだやれる、の声はあるが、自身は十分に戦ったという思いの方が強いようだ。