「令和の怪物」落合が欧勝馬を下し14勝目 昭和以降最速の所要3場所での新入幕に前進

落合(左)は押し出しで欧勝馬を破る(撮影・足立雅史)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇28日◇東京・両国国技館

西十両8枚目の「令和の怪物」落合(19=宮城野)が、欧勝馬を押し出しで下し14勝目を挙げた。14日目に鳥取城北高の先輩でもある狼雅に快勝し、“師匠超え”の13勝目を挙げていた。さらに1勝を積み上げ、昭和以降最速に並ぶ、所要3場所での新入幕に大きく前進した。

師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)が十両2場所目で12勝した際は、十両優勝も飾っていた。落合は14日目を終えて13勝1敗で豪ノ山と並び、この後行われる豪ノ山-北の若戦で、豪ノ山が勝てば優勝決定戦にもつれることになる。

自身も十両優勝を手土産に、遠藤と並ぶ所要3場所での新入幕に近づく思いは強い。14日目の取組後の取材でも「14日間やってきたことを明日(千秋楽)もやりたい」と、短い言葉に千秋楽にかける思いをにじませていた。