霧馬山改め霧島、師匠のしこ名継承し「もう一つ上の番付を」師匠は「断られたら…」/一問一答2

大関昇進伝達式を終え記者会見に臨む霧馬山(左)と師匠の陸奥親方(元大関霧島)(撮影・小沢裕)

新大関霧馬山改め霧島が誕生した。日本相撲協会が31日、東京・両国国技館で大相撲名古屋場所(7月9日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議と臨時理事会を開催し、関脇霧馬山(27=陸奥)の大関昇進を全会一致で承認した。

伝達式後の会見で師匠である陸奥親方(元大関霧島)の現役時代のしこ名を継承し、名古屋場所から「霧島」と改名することも明かされた。

-しこ名の改名について

陸奥親方 私としては断られたらどうしようかと思いました。本人から「いらない」と言われたらどうしようと心配もしていましたから、「いただいていいんですか」と言われた時はやっぱりうれしかったですね。霧馬山という名前も本人も気に入ってくれていたんですけど、このしこ名(霧島)を継いで上に行ってくれればという思いです。

-新しいしこ名をもらった

霧馬山改め霧島(以降は霧) 本当に素晴らしい名前をいただいた。親方に言われた時はびっくりした。「本当にいいんですか」と言いましたし、本当にうれしかったですね。

-いつ言われたのか

霧 (夏場所の)14日目です。場所中でした。

陸奥親方 横綱に負けた時ですね。やっぱり2桁勝つまではちょっとね。

-改めてしこ名が変わる思いは

霧 入門した時、大関になるとそういう話があると聞いたことはありました。本当になって、もらうことになるとは夢みたいです。もう一つ番付の上を目指していくしかないと思います。

-どんな大関を目指したい

霧 強くて、かっこよい大関になりたい。

-上を目指すために必要なことは

霧 稽古しかないです

-名古屋場所への思いは

霧 15日間、自分の相撲を取れるように行きたいです。