宇良が先輩の強さ示す白星「ホッとしました」同郷豪ノ山と初顔合わせも“面目”保つ

押し出しで豪ノ山(手前)を破る宇良(撮影・宮地輝)

<大相撲秋場所>◇2日目◇11日◇東京・両国国技館

人気力士、西前頭4枚目の宇良(31=木瀬)が先輩の“面目”を保った。

ともに大阪・寝屋川市出身で同じ道場で鍛錬した東前頭5枚目の豪ノ山(25=武隈)と初顔合わせ。低い立ち合いで立ち勝った宇良が、豪ノ山の引きに乗じて一気に出て押し出した。取組後は「ホッとしました」と本音をはき出した。

豪ノ山は入幕2場所目。新入幕の先場所は2桁10勝で敢闘賞を受賞した。宇良は一気に伸びてきた後輩との対戦を楽しみにしながら「不安もありますよね。なんだ、こんなもんかと思われたらどうしよう」と冗談めかして話していた。

それだけに気合十分で後輩に幕内の大先輩としても強さを示す必要があった。今場所の初日はただの1勝に終わらない、格別な思いもこめられた。

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