朝紅龍が関取初白星 絶体絶命の体勢からの大逆転に「必死だったので覚えてない」

朝紅龍(上)は英乃海を寄り倒しで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇3日目◇12日◇東京・両国国技館

新十両の石崎改め朝紅龍(24=高砂)が、関取初白星を挙げた。幕下英乃海に押し込まれ、土俵際で体をのけぞらせる絶体絶命の体勢から大逆転。圧力をかけてきた相手が、右のど輪で最後の一押しを仕掛けた瞬間、朝紅龍は左下手を取り、一直線に土俵の反対側まで運び、最後は寄り倒した。1勝2敗とし「最後は必死だったので覚えてない。3日間、いいところも悪いところもあった。この白星を、いいきっかけにしたい」と、巻き返しを誓った。

今場所の新十両は4人で、自身を除く3人は、初日に白星を飾っていた。他の新十両3人のうち2人は、日体大の後輩でもあったが「先輩、後輩は関係なく、食らい付いてやっていく気持ち」と、必死でつかんだ今場所初白星だった。

幕下だった先場所も、2連敗から5連勝と盛り返しており「十両は15日あるし、特に焦ってはいなかった」という。初日は緊張した土俵入りなど、関取衆ならではの毎日も「考えずにやれるようになってきた」と、自然体になってきたことで、本来の力を発揮できるようになった。それだけに「残りも気持ちを大事にして取っていきたい」と、力を込めて話していた。