<大相撲九州場所>◇2日目◇13日◇福岡国際センター
成績次第で横綱昇進の可能性がある大関貴景勝(27=常盤山)が、連勝スタートを切った。先場所は7日目に敗れた大関経験者の正代(32=時津風)と対戦。押し切れず、引いたところを攻め込まれ東土俵に両足がかかったが、起死回生の逆転の引き落としで何とか勝って2勝目を挙げた。3日目は宇良(31=木瀬)と対戦する。
他の大関陣は、霧島(27=陸奥)が返り三役の小結阿炎(29=錣山)を押し出し、豊昇龍(24=立浪)も宇良(31=木瀬)を押し出して連勝。大関陣は連日の安泰となった。
年間最多勝争いでトップを走る関脇大栄翔(30=追手風)は、豪ノ山(25=武隈)との激しい相撲の末、軍配を受けたが物言いがつき、両者の手が土俵に着くのが同時とみて取り直し。その一番も押し込まれたが、最後は体を右に開いての引き落としが決まり、2連勝スタートとなった。その他の三役陣は、ともに関脇の琴ノ若(25=佐渡ケ嶽)は高安(33=田子ノ浦)を押し出して2連勝。若元春(30=荒汐)は明生(28=立浪)を得意の左四つから寄り切って初白星を挙げた。もう一人の小結北勝富士(31=八角)は翔猿(31=追手風)に敗れ、今場所初白星はお預けとなった。
先場所、貴景勝に優勝決定戦で敗れた西前頭8枚目の熱海富士(21=伊勢ケ浜)は、大関経験者の御嶽海(30=出羽海)を危なげない相撲で寄り切って連勝スタートを切った。初日に23歳の誕生日を迎えた新入幕の北の若(八角)は、狼雅(24=二子山)との新入幕対決に勝って2連勝。狼雅の幕内初勝利は、この日もお預けとなった。同じく新入幕の東白龍(27=玉ノ井)は錦富士(27=伊勢ケ浜)に勝って、うれしい幕内初白星。やはり新入幕の美ノ海(30=木瀬)は、一山本(30=放駒)に敗れ幕内初黒星を喫した。史上3人目の序二段からの再入幕を4年ぶりに果たした友風(28=二所ノ関)は、ベテラン宝富士(36=伊勢ケ浜)を押し出して、19年秋場所千秋楽の千代大龍戦以来となる約4年ぶりの幕内初勝利を挙げた。