小兵、くせ者、業師…「苦労人」宇良が来場所の新三役に大きく前進「勝ち越せてよかった」

<大相撲九州場所>◇千秋楽◇26日◇福岡国際センター

小兵、くせ者、業師と、数々の異名を持つ西前頭筆頭の宇良(木瀬)が、31歳にして来場所の新三役に大きく前進した。

自身より29センチも高い、現役最長身204センチの北青鵬を押し倒し。もろ差しで組みつくと、肩越しの上手を許さず、肩透かしで相手の体勢を崩して攻め立て、7勝7敗同士の一番を制した。前夜は「しんどかった」と、寝付きが悪かった。それだけに「勝ち越せてよかった」と、ホッとした表情を見せた。

15年春場所の初土俵から順調に番付を上げ、翌16年名古屋場所には新三役をうかがう東前頭4枚目。そこから相次ぐ大けがで序二段まで番付を落としたが、自己最高位に並んだ今場所で勝ち越した。小結2人が負け越し、来場所入れ替わりで名を連ねる権利を得た。普段は冷静な宇良が「どうなんですか? (新三役の可能性は)高めですか?」と報道陣に逆取材。「苦労人」の異名も持つ宇良は、来月末の番付発表を待ち切れない様子をのぞかせた。

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