横綱昇進が懸かる大関霧島が鬼門の初日を突破 若元春を下して好発進

塩をまく大関霧島(2023年11月撮影)

<大相撲初場所>◇初日◇14日◇東京・両国国技館

横綱昇進が懸かる大関霧島(27=陸奥)が、好発進を切った。東前頭筆頭の若元春(30=荒汐)を引き落としで下した。年6場所制が定着した1958年(昭33)以降に誕生した初代若乃花から始まる横綱29人のうち、綱とり場所で白星発進をしたのは25人。自身にとっても鬼門の初日を勝利で飾った。

幕内では過去22場所(初日から休場して不戦敗となった昨年名古屋場所を除く)で12勝10敗と、横綱を狙おうという力士とは思えないほど黒星が多かった。横綱昇進への課題は前半戦をいかに好成績で乗りきるかと明白だった。過去のジンクスをはねのけ、三役復帰を目指す若元春から白星を手にした。先場所は6日目まで4勝2敗も、中盤にかけてどんどん星を伸ばし、千秋楽まで9連勝。場所をまたいで、不戦勝を含まずに10連勝となれば初(昨年春場所8日目から同夏場所2日目まで10連勝があるが、1つの不戦勝あり)めて。昨年の九州場所を制した勢いそのままに、出稽古を重ねて作り上げた力を存分に発揮した。

ルーティーンは変わらない。この日の朝も稽古場に下り、若い力士たちを相手に立ち合いの確認など入念に行って汗を流した。「やることもちゃんとやってきた」と自信をのぞかせ、「守りに入らず後がない気持ちでいきたい」と落ち着いた表情のまま決意を語った。初の綱とり。頂点へのチャンスを逃すつもりはない。

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