<大相撲初場所>◇5日目◇18日◇東京・両国国技館
東幕下8枚目の阿武剋(23=阿武松)が3連勝を飾った。三番相撲で「令和の怪物」伯桜鵬と対戦。立ち合いから先手を取られて押し込まれるも、距離を取りながらもろ手を伸ばした。一瞬できた隙を見逃さず、左上手を取って攻め込み寄り倒した。「先にまわしを取ったら勝てる。逆に相手に先に取られたら負ける」という紙一重の攻防を制した。「攻め合いの中で下がらず、手を伸ばしていったところが良かった」と話した。
所要1場所での新十両昇進など数多くのスピード出世記録を持つ相手にも気負うことなく向かっていった。アマチュア時代も組めて対戦経験はなく、稽古で胸を合わせたこともない。取組前に相手の映像をあえて見ることもしなかった。「自分の相撲を取れればという意識で、いつも通りいくつもりでした。自信がないとやっていけません」と頼もしい言葉で3連勝。勝ち越しまであと1勝に迫ったが、「自分のできることをやるだけ」と目の前の一番に全力をささげる。【平山連】