日本相撲協会は23日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、弟子の幕内北青鵬(22)の暴力行為に対する監督義務違反で、宮城野親方(元横綱白鵬)を2階級降格(委員から年寄)と報酬減額(3カ月×20%)の処分を下した。
取材に対応した芝田山広報部長(元横綱大乃国)によると、通達を受けた同親方は「2人の弟子を守ることができず、師匠として重く受け止め、深く反省しております」と謝罪の言葉を述べたという。
協会の懲戒処分は7段階に分かれ、降格は解雇、引退(退職)勧告に次いで3番目に重い。芝田山広報部長は「コンプライアンス委員会の中には、『相撲協会から排除すべきじゃないか』という意見も出たようだ」。史上最多の優勝45度を誇る大横綱への厳しい処分に、「彼が残した足跡は大きなものがあるわけだから、それに負けないように、しっかりと頑張ってやってもらいたい」と話した。
理事会では「師匠としての素養、自覚が大きく欠如している」とされたことから、3月の春場所は伊勢ケ浜一門内の別の親方が師匠代行を務める。そして、4月以降は同一門が宮城野部屋を預かり指導・教育を行っていくとし、具体的なことは一門と協会執行部で検討していく。
また、後輩力士への日常的な暴力行為が問題視された北青鵬は22日に引退届を提出し、理事会はこれを受理した。懲戒処分とした場合は協会のコンプライアンス委員会が提案した引退勧告処分相当の事案だったことを確認した。