大相撲の元幕内北青鵬の暴力問題に揺れる宮城野部屋の今後の処遇を巡り、所属する伊勢ケ浜一門が近日中に総会を開催して方向性を決めることが7日、分かった。
現在は、監督責任が問われた宮城野親方(38=元横綱白鵬)が師匠を外され、玉垣親方(59=元小結智乃花)が師匠代行を務める。同部屋の今後は「一門預かり」で、一門で方向性を決めて日本相撲協会に諮る流れとなっている。
この日は大島部屋の力士が出稽古。完全非公開が続く中、場所に向けた本格的な稽古を打ち上げた。玉垣親方は「稽古はきっちりやってきたが、力士のモチベーションが心配」と話し、部屋の存続を含め、今後が不透明な中で所属力士の不安は増幅しているという。「辞めたいという力士も出てきている」(同親方)状況下で、元センセイ親方は心のケアに努めてきた。
一門の総会には宮城野親方も出席予定。ただ、玉垣親方の代行続投は「ない」ときっぱり否定した。治療など必要外の外出禁止は継続中。「場所に行って相撲をとったら帰る。外食は一切禁止です」とし、場所終わりの千秋楽パーティーも中止にした。
「気持ちの整理が各力士で違う。どこまで自分の相撲がとれるのか。それぞれが覚悟を持たないといけない」。一力士による暴力問題の余波は大きな影響を及ぼしている。【実藤健一】