嘉陽が新十両昇進「実感湧いていない」師匠二所ノ関親方がゲキ「大の里を超えるくらい昇進して」

十両昇進が決まった嘉陽は得意技の突きでポーズを決める(撮影・滝沢徹郎)

大相撲名古屋場所(7月14日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議で、十両昇進が決まった嘉陽(24=二所ノ関)が29日、両国国技館で会見した。

今月行われた夏場所では、西幕下筆頭で5勝2敗。新十両昇進が濃厚な状況だったが、この日の番付編成会議を経て正式に決定した。「今日の朝、携帯を見て知った。うれしかった。(実感は)まだあまり湧いていない」と、ほっとした表情を見せた。

沖縄県那覇市出身で、中学から新潟に相撲留学。新潟・海洋高から日体大に進学し、4年で全国学生選手権と全日本選手権で8強入り。三段目90枚目格付け出しで、22年夏場所で初土俵を踏んだ。

所要3場所で幕下入り後は、10場所中7場所で勝ち越し。初場所では、勝ち越せば十両昇進が確実な東幕下筆頭で3勝4敗と負け越して昇進を逃した。その後2場所連続で勝ち越し、再び巡ってきたチャンスをものにした。

同じ99年生まれには、大関豊昇龍、春場所で新入幕優勝した尊富士らがいる。「同級生がたくさん関取衆になっていた。早く上がりたいな」と思っていたと明かした。

さらに先の夏場所では、同部屋で中学、高校、大学の1年後輩の大の里が幕内優勝。「優勝はうれしかった。自分も頑張らなきゃ」と刺激を受けた。

同席した師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)からは「(2年で十両昇進は)ちょっと遅かった。大の里を超えるくらい昇進してほしい」と期待を寄せられた。