照ノ富士全勝ターン、大の里は4連勝、貴景勝3勝目、2敗は琴桜ら3人/名古屋場所8日目

照ノ富士は押し出しで湘南乃海を破る(撮影・加藤孝規)

<大相撲名古屋場所>◇8日目◇21日◇ドルフィンズアリーナ

幕内でただ一人、勝ちっ放しの横綱照ノ富士(32=伊勢ケ浜)が、初顔となった2敗の湘南乃海(26=高田川)の挑戦を退け8連勝。昨年夏場所以来、自身7度目のストレート勝ち越しを決めた。大きな相手に対し珍しく頭からぶつかると右四つ、左上手十分に組み止め、右からの投げで回り込もうとする湘南乃海に密着し、危なげなく押し出した。2場所連続休場明けで臨む場所で、3場所ぶり節目の10度目の優勝に向け順調にターンした。

大関陣は、琴桜(26=佐渡ケ嶽)が過去5勝3敗とややてこずっている宇良(32=木瀬)に突き出しで快勝。6勝目を挙げた。豊昇龍(25=立浪)は、返り三役の小結大栄翔(30=追手風)をはたき込みで下し5勝目をマークした。9度目のかど番で臨みながら5敗と苦しい土俵が続いている貴景勝(27=常盤山)は、大関から陥落した関脇霧島(28=音羽山)を押し出して3勝目。黒星2つ先行で、かど番脱出には残り7番で5勝が求められる。一方、負けた霧島は4勝4敗。大関復帰に残り7番で6勝が求められる厳しい状況となった。横綱、大関陣が安泰の一日となった。

2場所連続優勝を目指す土俵で連敗スタートだった新関脇の大の里(24=二所ノ関)は、翔猿(32=追手風)と対戦。立ち合いで翔猿が右足を飛ばし蹴手繰りを狙ったが、落ち着いて対応し体を崩した相手を正面に押し出した。5日目から4連勝で5勝目をマークした。

大関とりの足固めとして臨む関脇阿炎(30=錣山)は、豪ノ山(26=武隈)を上手投げで破り、今場所初の連勝。4勝目を挙げ星を五分に戻した。新三役の小結平戸海(24=境川)は明生(28=立浪)を寄り切って5勝目をマークした。

幕内下位で復活を目指す注目力士で、幕内優勝経験のある返り入幕の若隆景(29=荒汐)は、2敗同士の対戦で正代(32=時津風)に土俵際、逆転の突き落としで敗れ3敗目を喫した。1場所で幕内復帰の遠藤(33=追手風)は、十両の朝紅龍(25=高砂)を押し出した。3連敗後の3連勝で星を再び五分に戻した。

8日目を終え、勝ちっ放しは照ノ富士ただ一人で、1敗力士は不在。2差の後続に琴桜、正代、美ノ海(31=木瀬)の3人が続く。

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