<大相撲秋場所>◇11日目◇18日◇東京・両国国技館
大の里が快進撃を続ける裏で、優勝争いを引っ張るべき両大関が優勝の可能性をほぼ失った。
琴桜(26=佐渡ケ嶽)は大栄翔を1度は攻め込みながら、逆に攻められて押し出された。支度部屋に戻り、風呂場に入ると「あークソーー!!」と絶叫した。
宇良に送り出された豊昇龍(25=立浪)も、支度部屋では無言。横綱照ノ富士が休場で不在の今場所、番付最上位者が意地を見せられない。4敗の琴桜はわずかな可能性を残すが、5敗目の豊昇龍は優勝の可能性が完全消滅した。
琴桜は今年春場所で大関に昇進。3場所連続で2桁勝利と安定した成績も、悲願の初優勝には届いていない。昨年秋場所から大関7場所目の豊昇龍も、昇進後に優勝争いには絡めていない。先場所も右内転筋の負傷で13日目から休場した。けがとの闘いも否めないが大関の務めを果たせているのかは厳しい現状。両大関の不振が、強い新大関誕生の期待感を高めている。【実藤健一】
☆3場所連続で琴桜撃破の大栄翔 下から突き、押しで攻めたいと思っていた。毎場所前(出稽古で)やらせてもらっているので、稽古の成果が出ているし、自信がついている。大関に勝って白星先行はいい流れ。さらに集中していきたい。