引退の貴景勝「横綱の景色を見たかった」本音チラリも…「悔いは全くない。燃え尽きた」

引退会見に臨む貴景勝(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇14日目◇21日◇東京・両国国技館

幕内優勝4度の関脇貴景勝(28=常盤山)が21日、引退会見を開き、“横綱”への思いを明かした。

紫のはかま姿で登場すると「私、貴景勝は現役を引退し、年寄湊川として後進の育成に精進してまいります。現役中はたくさんの人に応援していただき、ありがとうございました」とあいさつした。

今場所は「頸椎(けいつい)椎間板ヘルニア」で3日目から休場。このタイミングで引退を決めた理由に「小学校3年生から横綱になることだけ夢見て頑張ってきた。横綱を目指す体力と気力がなくなったので引退した」と明かした。

大関在位30場所。横綱にあと1歩に迫ったこともあった。「(横綱に)手を伸ばして届かなかった。それまでの道のりは、やってきたことは間違っていない。やるべきことは全てやった」とすがすがしく語った。

14年秋場所の初土俵からちょうど10年。「横綱の景色を見たかった」と本音ものぞかせつつ「悔いは全くない。燃え尽きた。素晴らしい相撲人生だった」と振り返った。【飯岡大暉】

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