大相撲の大関琴桜(26=佐渡ケ嶽)が29日、都内のホテルで出席者約1100人の大規模な「大関昇進披露宴」を開催する。
開宴を前に報道陣に対応。「まず1つ、よかったなと思います。皆さんにご迷惑をおかけしないで、本場所でケガもなく、無事、当日を迎えられたのは、まずよかった」と、冷静に話した。22日の秋場所千秋楽から1週間、この日に向けての準備もあり、休息できたか問われると「顔で察してください」と、少し苦い表情を見せて多忙をうかがわせつつ、報道陣を笑わせた。
自身は1月の初場所後に大関に昇進したが、今月の秋場所で2度目の優勝を果たした大の里が、新たに大関の仲間入りを果たす。横綱昇進を目指すライバルでもあるが「自分は変わらず、同じようにやっていくだけなので。誰が相手でも一緒ですから」と、冷静に話した。一方で「今まで以上に気を引き締めて、しっかりとやっていきたい」と、ライバル心ものぞかせた。
秋場所は、勝ち越しに王手をかけてから、終盤に3連敗を喫するなど、14日目にようやく勝ち越しを決めて8勝7敗だった。昨年秋場所以来、1年ぶりに2桁白星に届かず、悔しい結果に終わった。それだけに、九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)に向けて「もちろん変わらず、優勝を目指してやっていくだけです。ただ、そこに対して、こだわりを持ちすぎて、自分の相撲を取れなくなるのが一番よくない。そういう(自分らしい)相撲を取っていくことが(優勝に)つながってくると思うので、そういうところを大事にして、自分らしくやるように頑張りたい」と力説。初優勝への思いを強めていた。【高田文太】