<大相撲初場所>◇2日目◇13日◇東京・両国国技館
綱とりに挑む大関琴桜に早くも土がついた。小結阿炎が繰り出す突き押しを受け、立ち合いから防戦一方。
過去10勝4敗と合口のよかったはずの相手に、最後までまわしに触れることもできず完敗した。「負けは負けなんで、切り替えていくしかない」と声を絞り出した。
土俵下で見た粂川審判長(元小結琴稲妻)は「ちょっと受けすぎた。腰が高いから、受けるとああいう相撲になってしまう」と分析した。佐渡ケ嶽部屋付きの親方として琴桜を指導する立場。稽古場での様子については「いつもと変わらない」としつつ、綱とりの「プレッシャーはあると思う」と推察した。
それでもまだ序盤。巻き返しのチャンスは十分にある。初優勝を遂げた先場所も3日目に取りこぼしたが、4日目以降は全勝して14勝1敗で優勝した。横審の内規に照らせば、今場所も優勝なら文句なしで横綱昇進。「優勝に準ずる成績」でも条件は満たすことになる。
3日目の相手は翔猿。くせ者との対戦が続く。横綱への道は決して平たんではないが、気持ちを切り替え、白星を並べ直す。【奥岡幹浩】