福島出身、大波3兄弟の長男 幕下の若隆元が「3・11」に白星「もう14年とは思わない」

大相撲大阪場所3日目 藤闘志に引き落としで勝利する若隆元(撮影・上田博志)

<大相撲春場所>◇3日目◇11日◇エディオンアリーナ大阪

福島出身で大波3兄弟の長男、西幕下24枚目の若隆元(33=荒汐)が、忘れられない日に今場所初白星を挙げた。攻め込まれながらも土俵際で踏ん張り、西23枚目の藤闘志(藤島)をはたき込んだ。

東日本大震災発生からこの日で14年。取組前に「福島県福島市出身」と場内アナウンスが流れるだけに館内に拍手が沸き起こり「頑張らないと、と思った」。日頃から一番ずつ集中することを意識していると前置きしつつ、「今日の白星はやっぱりうれしい」と実感を込めた。

1年前のこの日は自身の白星を皮切りに、次男若元春、三男若隆景も白星を挙げた。今年も「頑張ってほしい」と幕内の弟たちにバトンをつないだ。

震災発生時は自身が19歳。弟たちは高校生だった。「もう14年とは思わない。まだ大変な思いをしている方がたくさんいる。何か直接手助けすることはできないけれど、自分たちは土俵の上で頑張るしかない」と力を込めた。

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