春場所「主役」の高安「癒やされる」家族に感謝も2歳長男の“推し力士”はパパでなく大の里!?

高安(左)と杜このみ(2025年撮影)

大相撲春場所は大関大の里の3度目の優勝で幕を閉じた。その優勝力士とともに、今場所もう1人の「主役」を演じたのが元大関の高安(35=田子ノ浦)だ。東前頭4枚目の番付で、1横綱2大関を相次いで撃破。千秋楽の優勝決定戦で敗れたものの12勝3敗の好成績を挙げ、「荒れる春場所」を盛り上げた。

場所中、高安が感謝を口にしていたのが家族のサポートだ。「やはり1番身近な存在。支えてもらっているので、恩返しできるようにベストを尽くしたい」。その思いを胸に、序盤から白星を重ねた。

妻は演歌歌手の杜このみ(35)。4歳の長女と2歳の長男に恵まれ、地方場所中は毎日のように動画通話で連絡を取り合う。家族とのコミュニケーションは数少ないリフレッシュタイム。ベテラン力士は「子どもの顔を見ると癒やされる」と父親の表情を見せる。

2歳の長男は大の相撲好き。“推し力士”は当然パパかと思いきや…。「『どのお相撲さんが好きなの』と聞いたら、『大の里』と言っていました。最近の話です」と笑いながら明かしていた。

10日目に大の里を破って単独トップに立った。その一番については、父子の間で話題に挙がらなかったという。報道陣から、やっぱりパパのほうを応援していたのではと声をかけられると、「どうですかね。どっちも応援してたんじゃないですか。子供は純粋ですから」とほほ笑んだ。再び大の里と激突した優勝決定戦。高安ジュニアは、全力を振り絞る父親にピュアな声援を送っていたことだろう。

優勝決定戦を終えた後、妻は自身のSNSに「本当に、よく頑張りました 来場所も全力応援するぞ~!!」と前向きなメッセージをつづった。

高安が優勝同点もしくは次点に終わったのは今回で9度目。パパの初優勝は高安家の悲願。さらには推しの垣根を越えた、好角家たちの大願でもある。【奥岡幹浩】