大栄翔が名乗り上げ15番 三役以上の多くが相撲を取らなかった巡業最終日…大関昇進にも意欲

東京・八王子市で行われた巡業の稽古で、精力的に申し合いに参加した大栄翔(中央左)。中央右は平戸海

大相撲の関脇大栄翔(31=追手風)が、春巡業最終日の稽古で、ひときわ存在感を発揮した。27日、東京・八王子市で行われた巡業に参加。多くの三役以上の力士が、相撲を取る稽古を行わない中、大栄翔は申し合いで次々に名乗りを上げ、計15番で8勝7敗だった。相撲を取る稽古では、その日によってテーマを設け、これまではあえて不得意な四つに組んだ体勢からの稽古なども多かった。だがこの日は、立ち合いから突き、押しという本来の相撲で番数を重ねた。それでも、5月11日の夏場所(東京・両国国技館)初日を2週間後に控え「ここからが本当の稽古。しっかりやりたい」と、前向きに話した。

最近2場所は、ともに関脇で計20勝。夏場所で2度目の優勝や優勝次点など、大勝ちすれば大関昇進の声が聞こえてきても不思議はない。今年の初場所後に横綱に昇進した豊昇龍が、場所後の大関昇進を決めた23年名古屋場所は、自身も大関とりだった。そこから差をつけられた形だが「(大関に)上がりたいという気持ちは(2年前と)同じ。上を目指す気持ちがないと、落ちていく一方」と、番付も気力も、上げていく決意を語った。