大鵬さんの孫として2人目の関取、夢道鵬が新十両初日を白星 土俵入りは緊張も相撲は持ち味発揮

北の若(左)を押し出しで破る夢道鵬(撮影・中島郁夫)

<大相撲夏場所>◇初日◇11日◇東京・両国国技館

「昭和の大横綱」大鵬さんを祖父に持つ夢道鵬(23=大嶽)が、新十両の初日を白星で飾った。埼玉栄高の1学年先輩、北の若を押し出し。立ち合いから持ち味発揮の突き、押しで、最後まで前に出続ける快勝だった。取組後は「前に出て勝てたのでよかった。相手が先輩とかは関係ない」と話し、胸を張った。

取組そのものは「緊張はなかった」というが「競技と関係ないところで緊張はあった」という。初めて経験する土俵入りは先頭だったこともあり、前の人をマネすることもできずに緊張感が一段と高まったという。稽古場で2日間締めて、ならした深緑の締め込みは「好きな色」と気分も上がったが、従来の黒まわしとは材質も異なり「違和感はあった」という。慣れないことも多いが、その中でも勝ちきった。

幕内上位の常連、前頭王鵬に続き、大鵬さんの孫としては2人目の関取となった。これまでは兄の王鵬の付け人を務めていたため、幕内後半戦まで支度部屋に残っていることが多かったが、久しぶりに取組が終わって、すぐに部屋に戻った。「付け人も卒業して、関取になったからには、相撲を取ることだけが仕事。体も休めて、15日間、戦い抜きたい」と、関取衆の仲間入りを果たした責任感の一端をのぞかせた。【高田文太】

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