大関大の里が綱とりへ白星スタート、先場所敗れた若元春を下す 2日目は高安戦

大の里(左)は若元春を寄り切りで破る(撮影・河田真司)

<大相撲夏場所>◇初日◇11日◇東京・両国国技館

今場所最大の注目、初の綱とりに挑む大の里(24=二所ノ関)は先場所で敗れている東前頭筆頭の若元春を下して、角界の頂点に向けて幸先のいいスタートを切った。

対策がいきた。敗れた昨年名古屋場所2日目、先場所4日目ともに、1度は相手を土俵際まで押し込みながら、隙を許して左を差され、相手の形を許してから逆転された格好だった。それだけに稽古打ち上げとなった今月9日も、若元春とほぼ体格が同じ三段目藤宗を指名して6番取り、自身が得意な右を差した形と、あえて左を差させた形を試し、対策してきた。何よりも、右四つの自身とはけんか四つ、差し手争いのうまさは健在の師匠二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)と6日に計10番の三番稽古を行い、左四つへの苦手意識、差し手争いを制することができなくても動じない、新たな武器“右上手”という引き出しがあることで、精神的な余裕が生まれた様子だった。

2日目も同じく左四つで、先場所は優勝決定戦を行った高安戦。高安には本割で2戦2敗と苦しめられてきたが、左四つへの苦手意識を克服し、勢いに乗って先場所の本割で敗れた2人に連勝発進して、綱とりロードを絶好のスタートにしたいところだ。

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