朝紅龍「あぶねー」ヒヤヒヤ白星も、幕内初勝ち越しに喜び 大学2学年後輩大の里との再戦も熱望

朝紅龍(手前)は狼雅を小手投げで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇11日目◇21日◇東京・両国国技館

西前頭17枚目の朝紅龍(26=高砂)が、通算在位3場所目の幕内で、初の勝ち越しを決めた。西前頭14枚目の狼雅に、相手得意の右四つで土俵際まで寄り立てられた。それでも左上手を引きつけ、一瞬の隙をついて体勢を入れ替えると、頭をつけ、相手の右を取って小手投げで転がした。「あと4日間残して、勝ち越せたのはうれしい。『あぶねー』っていう感じで、勝ち越しよりも『よく勝ったな』って自分で思いましたね。負けパターンだったけど、思い切ってやるしかなかったので、よかったです」と、逆転勝ちを喜んだ。

今場所前は荒汐部屋や鳴戸部屋に出稽古し「強い相手と稽古して、場所前に不安要素をなくすことができた」と、自信を持って臨むことができた。日体大で2学年後輩だった大関大の里が綱とりの場所で、前日10日目まで無傷の10連勝。朝紅龍は「強い。次元が違う。(大の里のように番付を)一気に上がって、ではなく、僕はちょっとずつ。いつかは、たどり着けたら。焦らず、今、できることをやっていきたい」。大の里のデビュー戦で、黒星をつけた因縁の相手でもあるが、将来的な再戦を目指すと誓った。残り4番で少しでも白星を重ね、番付を大きく上げたい考えだ。