大学6冠の一意が序ノ口優勝 幕下付け出しの逸材がケガから再起「最初は心が折れそうになった」

押し出しで優富士(左)を破る一意(撮影・宮地輝)

<大相撲夏場所>◇13日目◇23日◇東京・両国国技館

序ノ口は、一意(かずま、23=木瀬)が優勝した。序二段98枚目の優富士(17=伊勢ケ浜)を押し出し、7戦全勝とした。「1日1日、集中して取れました。優勝というよりは、ケガなく、場所を終われて良かった」と振り返った。

日大出身で国体など大学6冠の実績をひっさげ、昨年名古屋場所では幕下最下位格付け出しデビュー。4連勝としたが、五番相撲で右膝をケガ。「前十字靱帯断裂」と診断され、その後4場所連続で全休した。今場所は東序ノ口7枚目からの再起だった。

「日大の同級生の草野とかが上で活躍して、上がっていくのはうれしい気持ちもあり、悔しい気持ちもあって、最初は心が折れそうになった」と打ち明ける。リハビリに努め、夏場所前に出場を決めた。

185センチ、194キロの体格で、本来の力を出せれば番付はあっという間に駆け上がっていくはず。「先は考えずに、1番1番集中して頑張りたい」と謙虚に話した。