鳩岡が全勝対決制し2度目の三段目優勝「師匠の教え通りできた」度重なるケガを乗り越える

下手出し投げで琴羽黒(手前)を破る鳩岡(撮影・宮地輝)

<大相撲夏場所>◇13日目◇23 日◇東京・両国国技館

西三段目16枚目の鳩岡(31=木瀬)が、7戦全勝で2度目の三段目優勝を決めた。序ノ口、序二段の各1回と合わせ通算4度目の各段優勝。同じく全勝だった東三段目45枚目の琴羽黒(22=佐渡ケ嶽)を下手出し投げで制した。「師匠の教えの通り、心を整えて集中できた。部屋や師匠に恵まれた」と、感慨深げに振り返った。

過去に膝蓋腱(しつがいけん)を左→右→左の順で3度手術。今後の私生活に支障が出ることを危ぶんだ医師からは、「頑張れとは言えない」と伝えられたという。左肘や右肩にも爆弾を抱えており、満身創痍(そうい)の状態。それでも、16年の春場所以降、何度も休場しながらも土俵に返り咲いており、「ここにいるのは支えてくれる人たちのおかげ」と感謝した。

昨年11月の九州場所以来4場所ぶりの幕下復帰が確実。その上で、内容については「良くない」と反省も忘れなかった。「左で差して抱えている。上に行ったら勝てないので、もうちょっと安定感のある相撲をしたい」ときっぱり。「勝ちきれるように、来場所に向けて今日から1日1日を大切にしたい」と前を見据えていた。