<大相撲名古屋場所>◇4日目◇16日◇IGアリーナ
東前頭筆頭の安青錦(21=安治川)が、関脇若隆景(30=荒汐)に勝った。立ち合いから持ち味の前傾姿勢を崩さず、辛抱強く押し合い、相手の引きに乗じて前に出た。
「相手を起こすことを意識しました。それができてよかったです」
特別な白星でもある。若隆景とは、5月の夏場所に続いて2度目の対戦で初勝利。相手は、あこがれの人だ。
「力士になる前からずっと見ていた。勝ててうれしいです」。若隆景が新入幕だったころの映像も見て、参考にしてきた。若隆景は183センチ、136キロ。安青錦は182センチ、138キロ。体形や相撲の型は異なるが、サイズが似ていて、相撲への姿勢が共感できた。
「普段も巡業も一緒でお世話になっています」。尊敬するところは「すべてです」。関取に上がる前、出稽古に来てくれた若隆景から多くを吸収した。関取になって巡業に出ると、明け荷を横に置かせてもらって、何でも教えてくれた。
名古屋入りする前も、出稽古にきた若隆景と基礎運動を繰り返して汗を流した。
白星が恩返しになった。