<大相撲名古屋場所>◇6日目◇18日◇IGアリーナ
この日から結びの一番後に弓取り式を行う、西幕下7枚目の花の海(22=二所ノ関)が、快勝で2勝1敗と白星を先行させた。東幕下7枚目の豪刃雄に、終始前に出続けて押し出し。今場所後の新十両昇進は、十両下位や幕下上位の他の力士の成績次第という、他力本願の要素が大きいだけに、現実的には来場所後の昇進を目指す中で、まずは勝ち越しに一歩近づいた。
「(立ち合いで)しっかり当たって、足も出ていたのがよかった」と、好内容に四番相撲以降の手応えを感じた様子だった。今年に入って、先場所まで3場所全て勝ち越してきた。付け人を務める横綱大の里の好成績に引っ張られる格好。その中で弓取り式も務めきた。今場所は横綱豊昇龍の付け人も務める、立浪部屋の幕下天空海が初日から5日目まで弓取りを担ってきたが、豊昇龍の休場により、この日から大役を務めることになった。
花の海が弓取り式を行うのは、本場所では3月の春場所、それ以外も含めると4月の春巡業以来となる。前夜にはYouTubeで、所作を再確認。弓は日本相撲協会が管理しており、持ち出して部屋で弓取りの稽古をすることができないため、イメージトレーニングも積んできた。取組後、大粒の汗を流しながらも「もう1回、頑張らないといけないですからね」と、笑顔の中に責任感の強さと気合をにじませていた。【高田文太】