<大相撲名古屋場所>◇9日目◇21日◇IGアリーナ
大関経験者で西幕下筆頭の朝乃山(31=高砂)が、快勝で3勝2敗と白星を先行させた。東幕下6枚目の伊波を寄り切り。立ち合いで右を差し、一気に走った。今場所は勝ったり負けたりが続き、連勝もないが、三番相撲で敗れた後の嫌な流れを断ち切り、連敗せずに勝ち越しに王手をかけた。「自分よりも大きい相手だったので、しっかりと踏み込んだ。相手も見えていて、右が入って、相手が逃げていく方向に足もついていった」と、納得の白星だった。「(三番相撲は)前に出て投げられたので仕方ないと切り替えて臨んだ。負けたことを引きずらないことが大事と思っていた」と、精神的にも落ち着いており、実力を示した。
この日は、ともに弟弟子で東幕下2枚目の石崎が勝ち越しを決め、東幕下3枚目の朝白龍は無傷の5連勝とし、ともに新十両昇進に大きく前進した。場所前から高砂部屋からの「トリプル十両昇進」の快挙への期待の声が届く中で、現状、自身だけがまだ勝ち越しを決めていないことに「悔しいですね」と語った。さらに「本当は4連勝しないといけないのに…」と、実力を発揮できていないことに、もどかしさも募っている。残る2番に勝ち越し、さらにはトリプル昇進が懸かってくるが「あと2番しか取れない」と、勝ち越しは当然のこととして、5勝まで星を伸ばすことを見据えていた。