琴勝峰が役力士3連破で単独トップ 千秋楽で安青錦戦「幕内下位なので思い切って行きたい」

琴勝峰(右)は霧島を攻める(撮影・森本幸一)

<大相撲名古屋場所>◇14日目◇26日◇IGアリーナ

2敗の東前頭15枚目の琴勝峰(25=佐渡ケ嶽)が元大関の関脇霧島(29=音羽山)を破り単独トップに立った。初優勝に王手をかけた。3敗の東前頭筆頭の安青錦(21=安治川)との千秋楽に勝てば初優勝が決まる。

立ち合いからもろざしを狙った相手をタイミングよくいなすと、上手をとった琴勝峰が難なく霧島を土俵の外へと運んだ。決まり手は上手投げ。「体がよく動いた。相手に食いつかれないように意識した。(相手が)見えているというより無意識に体が勝手に動いている」と納得の表情で振り返った。

自身の取組前に、2敗で並んでいた安青錦が敗れ、3敗目を喫していた。勝てば単独トップがちらつく中でも「明日、最後まで優勝争いすると分かっていたので、そこまで強く意識することはなかった」と目の前に集中して勝ちきった。

23年初場所で優勝争いを演じ、千秋楽相星決戦まで進んだ。今回は小結高安(35=田子ノ浦)、横綱大の里(25=二所ノ関)、関脇霧島と役力士を3連破。当時との違いを問われ「落ち着いている。1回経験しているから」と浮足立つ様子はない。千秋楽は安青錦との一番になる。「幕内下位なので思い切って行きたい。しっかり最後本場所15日間やってきたことを出せるようにやっていきたい」と意気込んだ。

◆琴勝峰吉成(ことしょうほう・よしなり)本名・手計富士紀。1999年(平11)8月26日、千葉県生まれ。17年九州場所初土俵、19年九州場所新十両、20年7月場所新入幕。得意は突き押し、右四つ。家族は夫人と一男。190センチ、167キロ。

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