7月の大相撲名古屋場所で初優勝した前頭琴勝峰(26=佐渡ケ嶽)が1日、千葉・松戸市の部屋で会見した。この日、秋場所(14日初日、東京・両国国技館)の新番付が発表され、琴勝峰は先場所の東前頭15枚目から、同5枚目へと10枚上昇。上位総当たりが予想される番付となり「また上位に入ることができたので、挑戦する気持ちでやっていきたい。最高位を更新できるような結果になれば。三役は1つの目標。狙っていきたいです」と力説。自己最高位だった東前頭3枚目を更新する、来場所以降の新三役昇進を目指すと誓った。
優勝した先場所は6日目から千秋楽まで10連勝で、初優勝へと駆け抜けた。その時の感覚を「迷いがなく、自然と体が動いている感じ、肩の力が抜けていた」と、相手の動きに考えるよりも先に、体が動く最高の状態だったと振り返った。その初優勝後の8月は、夏巡業で北海道や東北地方など各地を回り「多くの方に『おめでとう』と言ってもらえた。優勝すると違うなと思いました」と、日数が経過するごとに、優勝した実感が増していったという。
その巡業中は「申し合いげいこも大事ですけど、基礎を大事にしてきた」と、四股、すり足などで体づくりを重視してきたという。巡業中の思い出としては「北海道で食べた焼き肉と、金沢で食べたすしが、おいしかったですね」と語った。
また優勝後、琴勝峰本人以上に注目を集めたのが、千葉・柏市で居酒屋を経営しつつ週6、7日はジムに通う現役ボディービルダーの父、手計(てばかり)学さん(60)だった。学さんは白くて長いひげが特徴で、人気漫画「ドラゴンボール」の主人公孫悟空の師匠・亀仙人や、故人の人気プロレスラー、ハルク・ホーガンに風貌が似ていると、SNSで話題沸騰。その父が営む居酒屋については「ありがたいことに、忙しそうにはしています、父が」と、照れながら、優勝効果で店を訪れた相撲ファンや地元住民らが増えたことに感謝していた。