大相撲の横綱大の里(25=二所ノ関)が、秋場所初日を翌日に控えた13日、会場の東京・両国国技館で行われた優勝額贈呈式に出席した。5月の夏場所で4度目の優勝を果たし、この日、披露された、縦3・17メートル×横2・265メートル、重さ約60キロの優勝額と、記念撮影に納まった。母校の日体大から贈呈された化粧まわし姿の優勝額と対面した大の里は「3回目に優勝した時に(母校の)海洋高の化粧まわしを着けて、4回目の優勝は日体大のを着けさせていただいて。高校、大学と、自分を成長させてもらった場所でもあったので、その思いを込めて着けました」と、高校と並んで母校への感謝を口にした。
3度目の優勝を飾った春場所の優勝額は、すでに夏場所前に贈呈され、国技館に飾られている。3場所連続優勝を狙った新横綱の先場所は、平幕の琴勝峰が初優勝。この日は、その琴勝峰と並んで贈呈式に参加した。先場所は11勝4敗の優勝次点だっただけに「明日から場所が始まるということで、15日間、しっかりと頑張りたいなと思います。また優勝できるように、横綱として初めての優勝をできるように、しっかりと頑張っていきたい」と、5度目の賜杯への意欲を示した。
横綱2場所目となるが「国技館で、横綱として迎える場所が初めてなので、明日(初日)は少し緊張するかもしれないですけど、分からないことだらけなので。しっかりと、東の横綱土俵入りの動画だったりとか確認して、初日向けて頑張りたい」と、先場所とは異なる緊張感を持って臨む。
先場所との違いでは、今場所は初めて東の正位に就いた。国技館の東の支度部屋の、最も奥にドシッと腰を下ろす姿は、大横綱の象徴。85年初場所で、それまでの蔵前から現在の両国に国技館が移転しして以降、この位置は千代の富士や貴乃花、朝青龍、白鵬といった、優勝20度を超える大横綱たちが“定位置”としてきた。神聖ともいえるその場所に、初めて腰を下ろすことについて問われると「しっかりと、やるべきことをやって頑張りたい」と、表情を引き締めた。横綱初優勝に向けた、そして大横綱に向けた国技館での第1歩を、いよいよ踏み出すことになる。