大関とりの若隆景が初日 難敵王鵬に完勝して1勝1敗「しっかりと自分の相撲を取ろうと」

王鵬(右)を寄り切りで破る若隆景(撮影・江口和貴)

<大相撲秋場所>◇2日目◇15日◇東京・両国国技館

大関とりの関脇若隆景(30=荒汐)が、今場所初白星を挙げて1勝1敗とした。前頭王鵬に、鋭い立ち合いから右を差すと、振りほどこうと繰り出した相手の小手投げに乗じ、左も差して盤石のもろ差し。わずか3秒2で難敵を寄り切った。

前日14日の初日は前頭伯桜鵬に敗れて黒星発進を喫した。ただ、もともと序盤戦が得意ではない。大関とりの起点をつくった小結の先々場所は、黒星発進ながら12勝3敗の好成績を収めた。関脇の先場所も、序盤戦5日間を2勝3敗と黒星先行で通過。それでも最後は10勝5敗とし、大関昇進目安の「三役で3場所33勝」には、数字上はあと11勝、大関が1人しかいないという現状などを加味すれば、10勝すれば昇進の可能性は高そうだ。

そんな重圧の懸かりそう場所でも「下から前に出られてよかった。集中して、しっかりと自分の相撲を取ろうと思っていた」と、落ち着き払い、完勝へとつなげた。まずは白星先行、そして勝ち越し、さらには2桁白星で場所後に大関昇進-。目の前の目標を着実にクリアした先に、ずっと目指してきた大関の地位が見えてくる。

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