新入幕の日翔志が初白星 連敗を「4」で止め「15敗したらどうしようかと思っていた」

錦木(右)を押し出しで破る日翔志(撮影・野上伸悟)

<大相撲秋場所>◇5日目◇18日◇東京・両国国技館

新入幕の西前頭17枚目日翔志(28=追手風)が、待望の幕内初白星を挙げた。立ち合いから前に出続けて前頭錦木を押し出し。初日からの連敗を「4」で止めた。取組後、幕内力士としての初白星の重みを問われると「重みよりも安堵(あんど)感。15敗したらどうしようかと思っていたので、とりあえず1勝できてよかった」と、笑って振り返った。

先場所11日目の、この日と同じ錦木戦で左膝半月板を損傷した。先場所は、その取組から5連勝で締め、10勝5敗の好成績で新入幕を勝ち取った。ただ、左膝を痛めた影響は大きく、実は手術も「(秋)場所が終わったら考えようと思っている」と、この日の取組後に検討していると明かしたほど。「足に力が入らないので、後手、後手よりも前に出た方がいい」と、前に出続けて白星をつかんだこの日の取組は、今後の指針も示していた。

4連敗したが「万全じゃなかったからこそ心が折れなかった。『万全だったら負けないのに』と思えたので」と、白星への思いは日に日に強くなっていた。「今日みたいに、気持ちを前に出して頑張っていきたい」。出遅れ、膝が万全でなくても、気力は全く衰えていない。【高田文太】

全取組結果