“大相撲マニア”安青錦、ゲットした懸賞「森永賞」に興味津々「そういうのがあるんですね」

霧島(右)を送り出しで破った安青錦(撮影・野上伸悟)

<大相撲秋場所>◇5日目◇18日◇東京・両国国技館

新三役の小結安青錦(21=安治川)が、2度目のゲットで初めて「森永賞」の存在を知った。全勝の関脇霧島と、23秒にわたる熱戦の末、最後は一瞬軒をついて背後を取り、送り出した。3勝2敗と白星を先行させた。

取組後、報道陣の質問に答え、ひとしきり取組を振り返った後、報道陣に逆質問した。「土俵入りの後に霧島関と自分の名前が呼ばれて、何かと思ったんですけど、あれは何だったんですか?」。場内アナウンスの正体は、この日の「森永賞」が、安青錦-霧島戦に決まったことを伝えるものだった。

「森永賞」は、初、夏、秋の東京場所で懸けられる“ファン投票懸賞”。その日、最もファンが好取組として投票した一番に、懸賞がかかる。これを安青錦は、今場所3日目の大関琴桜戦に勝った際もゲットしていたが、その時は認識していなかった。この日は、意外なタイミングで自身のしこ名が呼ばれたことを認識し、気になっていた。

ウクライナから来日する前から、大の“大相撲マニア”で、新三役の今場所最大の楽しみが「(初日、千秋楽の)協会あいさつ」という渋い回答をするほどの筋金入りだ。相撲に関する知識欲が強いだけに、新たに「森永賞」の存在を知り「へー、そういうのがあるんですね」と、うれしそうだった。

それもこれも、新入幕から3場所連続で11勝を挙げ、いずれも三賞を受賞した実力が、人気と今後の期待につながった結果だ。「(会場内で)自分のしこ名のタオルが広げてくれている人も増えた。新入幕の時とは比べものにならない。ありがたいですね」と、増え続けるファンに感謝しきり。「皆さんに喜んでもらえるよう、精いっぱい自分の相撲を取っていきたい」と、流ちょうな日本語で、ファンへの恩返しを誓っていた。

全取組結果