<大相撲秋場所>◇8日目◇21日◇東京・両国国技館
大関経験者で西十両13枚目の朝乃山(31=高砂)は、3日目からの連勝が「5」で止まり、勝ち越し王手はお預けとなった。初顔合わせの東十両9枚目白熊に敗れて6勝2敗。関取としては昨年春場所以来、1年半ぶりとなる勝ち越しは、最速でも10日目以降となることが決まった。取組前の時点で十両の全勝は三田のみ。場所前に「最低でも2桁勝たないと。必ず優勝争いに加わって、できれば優勝したい」と掲げていた、今場所の目標達成に向けて、9日目に連敗するわけにはいかない展開となった。
前日7日目の白鷹山戦は、今場所屈指の好内容だった。立ち合いでスパッと右を差すと、左もおっつけからの流れで差してもろ差し。そのまま一直線に寄り切った。「相手に圧力をかけながら相撲を取れた」と、自身も納得の内容だった。この日の相手は26歳で、初顔合わせとはいえ右の相四つ。経験の差に、連勝の勢いも加味され、朝乃山が優位とみられていたが、手痛い黒星を喫した。目標に掲げる1場所でも早い幕内復帰に向けて、技術面の修正だけではなく、精神面での切り替えの早さも求められる。