立ち合い変化の豊昇龍に元横綱も絶句 元若乃花「解説しづらいな」元照ノ富士「考え方それぞれ」

若隆景をはたき込みで破り、懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる豊昇龍(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇14日目◇27日◇東京・両国国技館

横綱豊昇龍(26=立浪)が立ち合い変化で関脇若隆景(30=荒汐)をはたき込んで2敗を守り、優勝の可能性を残した。敗れれば、千秋楽を待たずに大の里の5度目の優勝が決まる一番で、なりふり構わぬ姿勢で白星を求めた。優勝の行方は、横綱同士による千秋楽に持ち越された。

館内は大きなため息につつまれた。豊昇龍による、まさかの立ち合い変化。取組前に大関琴桜の休場で、1敗の横綱大の里が不戦勝。豊昇龍は負ければ、大の里の優勝が決まる。絶対に負けられない一番で、とっさに体が動いたのかもしれない。

ABEMA解説の元横綱若乃花の花田虎上さん(54)は「解説しづらいな。まさか変わるとは思わなかった」と絶句。NHK解説の元横綱照ノ富士の伊勢ケ浜親方(33)は「勝ちたい気持ちがあるのはわかる。ただ自分がどのような番付で相撲を取るのか、考え方はそれぞれある」と話した。 SNS内でも賛否両論だったが、誰もが千秋楽の横綱同士の大相撲を期待していることは間違いない。

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