二所ノ関親方「淡々と冷静にね」優勝決定戦、自身の経験を元に大の里へ助言していた/一問一答

千秋楽パーティーで関係者の祝福を受けながらお祝いのタイを持つ大の里。右は師匠の二所ノ関親方(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇28日◇東京・両国国技館

横綱大の里(25=二所ノ関)が、2場所ぶり5度目の優勝を飾ったことを受け、師匠の二所ノ関親方(39=元横綱稀勢の里)が、千秋楽パーティー会場の茨城県内のホテルで取材に応じた。二所ノ関親方の主な一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

-ホテルの玄関で大の里関を迎えられましたが

二所ノ関親方(以下、師匠) そうですね。今日はホッとしました。

-横綱同士の優勝決定戦となりましたが、どのようなお気持ちでご覧になっていましたか

師匠 本割の相撲が本当に完敗だったので。逆に、あのぐらい完敗でよかったのかなと。ダメなところを切り替えて修正して、いい相撲を取れたので。本割の相撲がね、あれが。

-切り替えられたことに、たくましさを感じましたか

師匠 でも、普段から繰り返し繰り返し、やっていることしか出ないんでね。地道に、しっかりやってたことがね。今までだとクルッと投げられたところを、しっかり体を預けて寄っていった。非常に進化してるのかなと感じます。

-優勝インタビューの中で、親方から「淡々とやるように」という言葉を懸けられたと言っていました。どのような思いでその言葉がかけられたのですか

師匠 やっぱり、興奮してるとどうしても力が出なくなるっていうことが僕の経験でもあるので。淡々と冷静にね。そういうふうにしていければ、必ず勝利は近づいてくると思ってましたから。逆に本割は豊昇龍が、非常に興奮して、大の里が冷静にいけたというのが、勝ちにつながったのかなっていうふうに思います。あそこで、ああいう精神力になれたっていうのは、人間的にも少しずつ成長してるのかなっていうのは感じました。

-15日間通しての戦いというのは、どのように映っていましたか

師匠 そうですね。場所前から非常にいい状態で、巡業から帰ってきたので。出稽古も非常にいい稽古ができて、部屋の調整もすごく順調にきたので、そこそこいってくれるのかなと思ったらね。1敗で千秋楽までいけたというのは非常に。やっぱり13勝で優勝してくれたので、それはすごく自信になるなというふうに思います。

-具体的に良さは、どういったところに感じられたのでしょうか

師匠 まだまだ成長してるくると思うんので。これから相撲内容も相撲の形も(相手が)研究してきますから、どんどんどんその上をいくような進化をしてほしいですね。

-横綱としての初優勝。大きな期待もあると思います。そのあたり、親方はいかがでしょうか。

師匠 ようやくスタート地点に立ったって感じなんで、これからまた、勝っていけるように、しっかり指導していきます。

-大の里関の冷静さが優勝につながったということですか

師匠 やっぱり冷静な人間が最後、勝利をつかむと僕は思ってましたので。気迫とかそういうものも大事だと思うんすけど、なんかそういう冷静さが1つあった方が、やっぱりよかったのかなと思いますね。

【動画】大の里、横綱として初優勝!“天敵”豊昇龍を優勝決定戦で破る