大相撲九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)の番付編成会議で十両昇進が決まった長村改め、日向丸(ひむかまる、21=木瀬)が1日、両国国技館で会見した。昨年5月に引退した尾車親方(元前頭琴恵光)以来の宮崎県勢の関取誕生となり、喜びや決意を口にした。
9月に行われた秋場所は、西幕下2枚目として5勝2敗で4場所連続の勝ち越し。2023年の初場所初土俵から約2年半で関取となり、「(昇進した実感は)まだ分からないが、たくさんの人からお祝いのメッセージをもらい、ようやくかなったんだな」と喜びをかみしめた。
新しこ名は両親と師匠の木瀬親方(元前頭肥後ノ海)と相談して決めた。「地元にちなんだ名前をつけたい」。宮崎県民になじみのある地域名「日向(ひむか)」が由来となっている。
延岡市出身。小学6年で相撲に打ち込み、静岡・飛龍高を卒業後、木瀬部屋に入門した。
元々は突き相撲が得意だったが、角界入り後は「まわしを取られたり、四つに組んでしまった時も相撲を取れるように」と押し相撲も磨き、新たなスタイルを構築。昨年の春場所では7戦全勝で三段優勝するなど才能の花を咲かせてきた。
弟子の新十両入りに木瀬親方も「真面目にコツコツやりますから。あとは体をもうちょっと大きくして、幕内に早く上がれるように頑張ってほしい」とさらなる成長に期待を寄せる。
関取デビューとなるのは、来月の九州場所だ。故郷での土俵入りに21歳は「地元の方に応援してもらえるように、1番1番を盛り上げられるような相撲を取りたい」と誓った。