日本相撲協会は6日、大関琴桜(27=佐渡ケ嶽)が、ロンドン公演(15~19日)まで当面休場すると発表した。
この日、東京・両国国技館で行われた全日本力士選士権は、昨年大会優勝者として本来は優勝旗返還を行うところ、休場したことで、師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)が代理を務めた。日本相撲協会財団法人設立100周年を記念した7日の「100周年場所」も休場する。琴桜は9月の秋場所13日目、横綱豊昇龍を破った際に右膝内側側副靱帯(じんたい)を損傷し、翌14日目の横綱大の里戦と千秋楽を休場していた。
ともに母校埼玉栄高の先輩である、4日の湊川親方(元大関貴景勝)、5日の振分親方(元関脇妙義龍)の引退相撲も、取組は行わなかったが、まわし姿ではさみを入れていた。引退相撲に参加した際に琴桜は「せめて、できることだけでもと思って」と説明していた。また九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)に向けては「もちろん、出るつもりで準備していく」と力強く語っていた。
ロンドン公演は、日本相撲協会が主催する海外公演としては、05年の米ラスベガス公演以来、20年ぶりとなる。同じロンドンでの開催は34年ぶりだったが、両横綱と並ぶ看板力士の一角が、休場することになった。【高田文太】