大相撲九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)で、本名の草野から改名した前頭義ノ富士(よしのふじ、24=伊勢ケ浜)が、今月のロンドン公演休場の要因となった、右足負傷からの順調な回復をアピールした。31日、福岡・太宰府市の部屋で、基礎運動やウエートトレーニングで汗を流した。患部にはサポーターを施していたが、四股を踏んだり、スピードを上げたすり足を繰り返したりと、違和感を見せなかった。
渡英直前の部屋での稽古で、ふくらはぎや足首を痛め、歩けない状態となった。「行きたかった」というロンドン公演を、泣く泣く断念し、はり治療を続けてきた。週明けにも相撲を取る稽古を再開する見通し。「やるなら関取衆と」と、若い衆相手に様子を見ながらの申し合い再開は考えていない。痛み止めの注射を打ってからの稽古再開を予定。それでも痛みを強く感じた場合などは「無理せずに休場しようと思う。でも、今のところは出る予定」と、改名最初の場所だけに、休場は避けたい考えだ。
師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)は「様子を見ながら」と、慎重に出場可否を判断する意向を示した。右上腕を痛めて先場所全休、この日は義ノ富士と同様、相撲を取る稽古を行わなかった十両尊富士のことも含め「(今後の様子を)見ないと分からない。本人たちは、間に合わせようと努力している」と話し、快方に向かうことを願っていた。