相撲界屈指のプロレス好きとして知られる小結若元春(32=荒汐)が、新日本プロレスからデビューした柔道五輪金メダリストのウルフアロンへの大きな期待を口にした。
6日、東京・両国国技館の相撲教習所で行われた、所属する時津風一門の連合稽古に参加。一門外から参加した新大関安青錦に三番稽古で指名され、連続4番取って1勝3敗で、勝った一番は得意の左四つに組み止めての完勝だった。そんな充実した稽古後、言葉に熱を帯びたのはウルフアロンの将来についてだった。会場の東京ドームで観戦した感想を語った。
若元春 思ったよりもプロレス寄りのプロレスをしたという印象ですね。もっと柔道寄りになるのかなと思っていたので。プロレスらしい動きが多かったので、これから楽しみだなというのがありますね。勝手な深読みですけど(入場した際に)柔道着を脱ぎ捨てたということで、柔道と距離を置いて、ヤングライオンとしてプロレスラーとして一から始めるという意味合いだったのかなと思っています。うれしかったですよ。やっぱり鳴り物入りで入っても、うまくいかなかった人も多かったので「しっかりとプロレスで頑張っていこう」という思いが伝わる選手で、期待しています。動きもかなり良かったですよね。
今後、期待する姿を問われると、一段と口が滑らかになった。
若元春 もともと金メダリストだったことを、ファンに忘れさせるような、今の自分の姿で見せられるようなレスラーになってほしいですね。もちろん、「金メダリスト」というのは、スパイスというか、大事な要素の1つではあるんですけど、それを感じさせないような今後の活躍を期待したいですね。
また、尊敬してやまない棚橋弘至の引退試合については、立ち話では語り尽くせない様子。ただ「会場で泣き、家に帰って映像を見て、また泣きました」と、涙腺が崩壊したことだけは打ち明けていた。