<大相撲春場所>◇7日目◇14日◇エディオンアリーナ大阪
東前頭6枚目の一山本(32=放駒)が、今場所実践している“秘策”を明かした。それが大阪の代表的なグルメ、たこ焼き断ちだ。もともとは大好物で、毎年、春場所では好きな時に、好きなだけ食べていたという。だが「気付いたんすよ。たこ焼きは太るんです。だから今年はまだ、全く食べてないです」と、自信たっぷりの表情で話した。一山本の武器は、回転の速い突っ張り、俊敏な動きからの引き、はたき。たこ焼き断ちで体重に大きな変動はなく、持ち味を最大限に生かせるスピードは健在だ。
事実、春場所は昨年、一昨年が7勝8敗、23年にいたっては4勝11敗と、昨年まで3年連続で負け越していた(22年は8勝7敗)。他の5場所と比べても最長となる、連続負け越し場所だった。この日は前頭隆の勝に敗れたが、4勝3敗と白星先行。何よりも先場所は、最終的に4勝11敗だっただけに、すでに白星では並んでおり、この日の取組についても「重かったなぁ、あいつ。調子いいなぁ。でも、そういう人たちと戦っていかないと、いけないですからね」と、黒星を引きずることなく、明るく前向きだった。勝ち越して、心ゆくまで、たこ焼きを堪能する日を夢見ているかのように、たこ焼きの話題以降は、イキイキとしていた。