朝乃山、行司軍配差し違えで7勝目 軍配は御嶽海に挙がり「ないかなと思っていた」

御嶽海(右)を押し出しで破る朝乃山(撮影・上田博志)

<大相撲春場所>◇11日目◇18日◇エディオンアリーナ大阪

西前頭12枚目の朝乃山(32=高砂)が、物言いがつく際どい勝負を、行司軍配差し違えの末、押し出して制した。前頭御嶽海との大関経験者対決。立ち合いで相手に左に変化されたが、落ちずについていった。最後に朝乃山が前のめりに体を投げ出す格好となり、御嶽海が土俵外へと飛ぶのと同時ではないかと物言いがついた。行司軍配は御嶽海に挙がっていたが、御嶽海が飛んで「体がない」という状態になるのが早いと判断され、7勝目をつかんだ。

取組後は「軍配は、あっちに挙がっていたので『ない』かなと思っていた」と振り返り、行司軍配差し違えの可能性は低いと思っていたという。同体取り直しに期待していたところで、思いがけずに差し違え。「本当は、勝負を決めてから倒れないといけなかった」と反省していた。

相手の立ち合い変化については「何かしてくるかな、っていうのは頭にあった。でも、体がついていかなかった。ただ、何でもしてくるので、変なことを考えると踏み込めなくなる」と、予感のようなものはあったという。それでも前に出ることだけを考えて、白星をたぐり寄せたことには、一定の手応えを感じている様子だった。【高田文太】

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