<大相撲春場所>◇千秋楽◇22日◇エディオンアリーナ大阪
日本相撲協会の審判部は、14日目に優勝を決めた関脇霧島(29=音羽山)の大関昇進を諮る臨時理事会の招集を、八角理事長(元横綱北勝海)に要請し、了承された。
高田川審判部長(元関脇安芸乃島)は「理事長に理事会の招集を要請し、招集していただけることになりました。優勝は実力も運も必要。霧島の場合は大関にいて、体調を壊して落ちてからもずっと上位にいた実力者。相撲内容もよく、優勝もした。また頑張ってくれるのではないか」と評価。この日の昼に審判部で協議し、取組後に理事長に要請した。霧島は14日目から連敗したが、高田川審判部長は「優勝したというのが一番大きかった」とし、異論は出なかったという。
25日の臨時理事会と夏場所番付編成会議を経て、正式に「大関霧島」が誕生する。これまでに臨時理事会を開き、大関昇進を見送られた例はない。再昇進は確実となった。霧島は23年夏場所後に大関に昇進したが、首を痛めるなどして在位6場所、1年後に陥落した。霧島の大関復帰が正式に決まれば、2年ぶりとなる。
現行のかど番制度となった1969年名古屋場所以降、1場所での復帰を逃して大関に戻るのは魁傑、照ノ富士に次いで3人目になる。