優勝の要因には娘の無邪気で厳しい言葉があった。大関復帰を確実にした関脇霧島(29=音羽山)が23日、堺市の音羽山部屋宿舎で一夜明け会見に応じ、長女アヤゴーさん(6)の助言が胸に刺さっていたことを明かした。春場所で14場所ぶり3度目の優勝を果たして父としての面目を保ち、25日は大関昇進伝達式に臨む。
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2年4カ月ぶりの優勝で、娘との約束を果たした。アヤゴーさんと支度部屋で万歳ができた。これについての感想を聞かれた霧島が、内情を明かし始めた。
「結構、厳しい言葉を言うんですよ。結構、心を折ります。2回目に優勝した時は恥ずかしくて万歳できなかったと本人も言っていたんですけど、次に優勝したら万歳できるというので。娘との約束を守れた場所でした」
2回目の優勝後、大関から陥落した。
「苦しんでいる時に、娘からいろいろ言葉をもらいました。『パパ、なんか強くなる方法ないの?』とか言われてました。そんな言葉、どこから出てくるんだと思った。そういう娘から厳しい言葉をもらうと、ちょっと、変わりますね」
無邪気な娘の言葉に、霧島は応えたかった。
「前は負けると泣いてたんすけど、今は『おっきくなったから泣かない』と言われて。いつかの東京場所の時、誰かとやった時『とにかく押して、押して』って言われたんです。大の里にはまだ勝ってないので、『大の里に勝つ技はないの?』って言われて、あれはちょっと痛かったですね。かっこいいパパを見たいんじゃないですか。まだ時間もあるし、これからって感じですね」
2度目の優勝時に霧島は、アヤゴーさんが貴景勝と宇良を応援していることを明かしている。今は霧島が1番になったのか。霧島は「間違いなく1番じゃないですか。もう約束守ったしね」と胸を張っていた。【佐々木一郎】
○…25日の番付編成会議と臨時理事会をへて再び「大関霧島」が誕生し、伝達式に臨む。前回は「大関の名を汚さぬよう、今まで以上に稽古をして頑張ります」と口上を述べた。今回の口上については「今のところ考えてないです。まだ時間がありますし、親方と相談して決めていこうかと思います」と話していた。