夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)の新番付が27日に発表され、新入幕の若ノ勝(22=湊川)が両国国技館で会見に臨んだ。三役以上を目標に掲げ「行けるところまで頑張りたい」と意気込んだ。
22年初場所初土俵。25年春場所に十両に昇進したものの、同年夏場所に「右リスフラン靱帯(じんたい)損傷」のため休場。一時は幕下に転落したが、今年の初場所は12勝3敗で十両優勝を飾り、春場所も11勝4敗の好成績を収めた。
「いいこともあれば、うまくいかない場所もあった。けがをして十両から落ちる時もあったが、そういう経験があったからこそ、今の自分の相撲に生きている」と胸を張った。
回転のあるつっぱりが武器。「体も少し大きくなって、圧力負けしなくなった」と自信をのぞかせた。幕内の舞台へ「憧れの土俵でもあるし、情けない相撲は取れない。お客さんに拍手をもらえるような相撲を取っていきたい。勝ち越しを目指して頑張りたい」と見据えた。
元大関貴景勝の湊川親方からは「入門してすぐに付け人につかせてもらった」と、相撲への向き合い方を学び続けてきた。「自分の中で憧れで、もっと強くなって恩返ししたい気持ち」と告白した。
同席した師匠は「本当にうれしいですね。自分の新入幕の時よりも全然うれしい」と喜びを表現。常盤山部屋を継承してから、湊川部屋からは初の幕内力士が誕生となった。夏場所に向けては「毎日全部勝ってほしい気持ちでいる。幕内という舞台にのまれないで、自分の相撲をやりきってほしい」と期待を寄せた。【飯岡大暉】