日本相撲協会は27日、夏場所(5月10日初日、両国国技館)の新番付を発表し、熱海富士(23=伊勢ケ浜)が新関脇に昇進した。東京・墨田区の伊勢ケ浜部屋で会見。新小結で迎えた3月の春場所の番付と比べ「また一つ上がったなと思いますね。実感が湧いてうれしいです」と、喜びを口にした。
先場所は1横綱2大関を破り9勝6敗。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)から助言を受けていたそうで「一番一番、見てくださっていた。あいさつして『頑張れよ』とか『こうしていけよ』と言っていただけた。それだけでも僕は」と、感謝を口にした。
1月の初場所は初優勝には届かなかったが12勝3敗で決定戦に進出。夏場所は大関候補に名乗りを上げられるか注目される。「もっと上を目指す気持ちもありますが、まだまだ課題もあります。これで満足せず、全力で優勝、大関横綱を目指してやっていきたい」と抱負を語った。
静岡県出身の関脇力士は1930年(昭5)夏場所の天竜以来96年ぶり。春巡業では三島市に凱旋(がいせん)し、多くのファンから声援を浴びた。「地元の皆さんの話のネタになってくれれば。今場所もいい結果を残せるように頑張りたい」。故郷へ話題を送り続ける。【山田遼太郎】