大相撲夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)の力士会が28日、両国国技館で行われ、3年ぶりに関取に復帰した十両炎鵬(31=伊勢ケ浜)が参加した。「懐かしいですね。以前と顔ぶれが全然違って緊張します。若い関取が増えましたね」と口にした。
脊髄(せきずい)損傷の大けがで、最後に関取として土俵に立ったのは23年夏場所。幕内経験者が序ノ口まで落ちて関取に復帰したのは史上初。それだけに27日に発表された番付を見たときは「じわっときました」と感慨深く話した。
この日は部屋で新調した白まわしを締め、申し合いを行った。「もう戻ることはないということで、黒まわしは捨てました」と、強い覚悟を口にし「怖さもあるけど15日間、土俵に上がることを一番に考えたい」と抱負を語った。
番付発表の日には入門時の師匠であった元横綱の白鵬翔さんと電話で話したという。横綱豊昇龍には力士会前に「あらー!」と声をかけられるなど、角界も祝福ムードだ。「昔の感覚を思い出しながらやっていきたい」。復活の場所へ準備が進んでいる。【山田遼太郎】