炎鵬、186センチ180キロの錦木押し出し7勝「体重増え、重さ生きた」小兵ならではの低さも

錦木を押し出しで破った炎鵬(撮影・江口和貴)

<大相撲夏場所>◇9日目◇18日◇東京・両国国技館

3年ぶりに関取へ返り咲いた西十両14枚目の炎鵬(31=伊勢ケ浜)が錦木(35=伊勢ノ海)を押し出しで破り、7勝目を挙げた。

立ち合いでは持ち味の低さを存分に生かし、相手の懐に潜り込むように鋭く踏み込んだ。大型の錦木に対しても引かず、終始前に出る相撲で圧力をかけ続け、最後まで攻め切って白星をつかんだ。

先場所は錦木に敗れていただけに「しっかり反省して今日やりました。我慢勝ちかなと思います」と一番を振り返り、手応えをにじませた。

186センチ、180キロの体格を誇る相手を押し込めた要因については「体重が増えた分、重さが生きたかなと思います」と分析。167センチ、107キロの小兵ならではの低さに加え、増した体の力強さが勝利につながったようだ。

勝ち越しまであと1勝に迫ったが「ひとつの目標ではありますが、意識しないでいい相撲を取りたい。一番一番の積み重ねだと思います」と冷静そのもの。後半戦の入りも上々ながら「前半後半というよりも、一日を大切に大事にやっていきたい」と足元を見据えた。

炎鵬は脊髄(せきずい)損傷の大けがで、23年夏場所に途中休場してから、7場所連続で休場。序ノ口に転落した24年名古屋場所に復帰。今年3月の春場所は幕下で5勝2敗として、23年夏場所以来の十両への復帰を決めた。【山田遼太郎】

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