<大相撲夏場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館
大関霧島(30=音羽山)が正代(34=時津風)に敗れて2敗に後退した。左のど輪で攻めながら左を差し込み、右はおっつけて前に出ようとしたが、最後は正代のはたきにバランスを崩し、ばったりと両手をついた。
前日に若元春を寄り倒しで下した一番では、土俵際で相手の右小手投げに体勢を崩して落下。向正面の踏み俵に顔面を強打し、額や鼻付近を擦りむいて鮮血もにじんだ。この日の朝稽古では塗り薬などで治療し、長女のアヤゴーちゃんからも心配されたことを明かしていたが「大丈夫。今のところ何もない。集中していきたい」と気丈に話していた。
取組では額に大きなばんそうこうを貼って土俵へ上がり、立ち合いから攻めの姿勢を見せたものの、痛恨の黒星。「足が出なかったですね」と端的に振り返り、傷の状態には「全然大丈夫」と、改めて問題なしを強調した。
優勝争いは混戦模様となっているが「自分のことを考えてやるしかない。それを考えている場合じゃない。今日のことは忘れて、明日しっかりやっていきたい」と前を向いた。